婦人神社参詣の図
奉献者:魚屋いそ、中田とめ、大津屋とね、苫屋きく、南部屋ぎん、何屋きよ、もり屋とら、苫屋とら、阿波屋くす、屋岩の、魚屋きち、朝来屋やす、朝来屋うの、田中屋ふく、巽幸、魚屋いし、大坂平野屋とみ、大坂山田屋この
奉献時:元治元年(1864年)9月
画面寸法:縦76cm×横177cm
鳥居の右側に川が流れており、川の下手方向に向かって拝殿と本殿が描かれている構図は、王子神社を意識したものであり、現在の王子神社の神域と比べても大いに共通する。境内には神社参詣のため晴れ着をつけた婦人が18人、互いに言葉を交わしながら和やかで華やかな雰囲気をかもしている。人数はこの絵馬の奉献者の婦人の人数と一致することから、奉献した婦人たちが王子神社に参詣している様子を想定して描かれたものである。この絵馬が奉献された元治元年に、王子神社は多額の費用をかけて敷地を拡張のうえ拝殿、本殿ともに建て替えられた。この年に奉納された絵馬は、神社の改築を祝い、地域繁栄、氏子安全、商売繁盛、家内息災を祈って奉献・寄進されたものと思われる。
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最終更新日:2024年12月19日